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法華寺 (今治市)[ほっけいじ]
法華寺(ほっけいじ)は、愛媛県今治市桜井に所在する真言律宗の寺院である。本尊は十一面観音菩薩。新四国曼荼羅霊場第三十七番札所である。 御詠歌:法の華 咲きほこりたる 補陀落の 寺に詣るは 後の世の為 == 概要 == 天平13年(奈良時代)に、聖武天皇と光明皇后の勅願によって建立された伊予の国分尼寺(法華滅罪寺)であり、開基は南部の証繭大厄公、 本尊は(伝)行基作の十一面観世音菩薩で、光明皇后のお姿を写したと伝えられている。創立時は、華厳宗東大寺に属していたが、弘仁6年(平安時代)弘法大師が来訪された際に真言の教えを説かれ、この時より真言宗に改めたと伝えられている。さらに建治元年(鎌倉時代)、後宇多天皇の勅命により、西日本の国分寺、国分尼寺と共に真言宗西大寺の末寺となり、現在に至ってる。境内の下に見える今治市桜井小学校から南へJR予讃線沿に桜井駅近くまで達する広大な寺域であったが、三度の戦乱(源平の合戦、南北朝の戦い、豊臣秀吉の四国征伐)により、ことごとく焼失してしまい、その為、寛水二年(江戸時代)に今の高台に移った。全国の国分尼寺はほとんどが跡だけになっているが、当山は寺院として存立し法灯をつないでいる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「法華寺 (今治市)」の詳細全文を読む
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